皆さん、こんばんは。
さて今日は、6月10日号の「THE WATCH&JEWELRY TODAY」
という業界紙より、「スイス時計と世界の時計産業」という
記事の紹介です。
スイスの時計の世界への総輸出金額は、
137億スイスフランになったもようです。
2004年 前年比 +9.2%
2005年 +11.5%
2006年 +10.9%
とこれで、3年連続の大幅なプラスです。
そして、そのうちの機械式時計は、
金額で、+17% 個数で+11.6%と
引き続き絶好調なようですね。
数量では、全体の15.1%に過ぎませんが、
金額では、何と!!3分の2を占めるのです!!!
機械式時計、あっぱれ!!!
(日曜の朝じゃないんですから・・・笑)
さてさて、毎回注目のスイス時計がどの国に
輸出されているかの順位です。
金額 前年比 シェア
1位 アメリカ 2287.4 +6.4% 16.6%
2位 香港 1945.9 +8.9% 14.2%
3位 日本 1267.0 +10.4% 9.2%
4位 イタリア 901.3 +5.4% 6.6%
5位 フランス 813.3 +21.3% 5.9%
(金額:百万スイスフラン)
コレを見ると、日本人の時計好きは、世界的にも
認識されていることが、良く分かります。
しかし、フランスのアップ率は、凄いですね~。
この調子だと、来年当たりは、イタリアを抜く
かもしれませんね。
こうなると、デザイン傾向は。イタリア人好みの時計より
フランス人好みの時計のほうが、今後の流れに
なっていくかもしれません。
って事は、ジュネーブ系ブランドが、注目かもしれませんね。
(スッゴイ勝手な、予想です!!!!)
さてさて、もう一方でちょっと注目すべきニュースが・・・
2006年国別の時計輸出金額の順位です。
1位 スイス 110億ドル +10.9%
2位 香港 61億ドル + 1.9%
3位 中国 20億ドル - 2.7%
4位 ドイツ 12億ドル -29.6%
5位 フランス 11億ドル +27.9%
まー、まー、金額で言ったら、やはりスイスがトップは、
当然の流れですね。
しかし、前年は日本が5位でしたが、今年はフランスと
入れ替わり、ついにベスト5漏れです。
悲しい現実です。
(当社は、日本製の時計は置いてませんが、
なんか、日本人として、悲しい限りです。)
それとともに、時計好きが注目すべき点は、
ドイツの大幅な落ち込みです。
IWCの力添えにより、ランゲ&ゾーネが復活してから、
大きな話題とともに、盛り上がったドイツ時計です。
その後、グラスフュッテなどの新たな注目ブランドも生まれて、
大いに盛り上がった感があったのですが、
その反動なのか29%の落ち込みとは、驚きです。
ビス止めのシャトンなど独自の時計作りへの
評価は、依然高く、独特の感性で作られた
美しいムーブメントなども、とても好感を持てるのですが、
これは、いったいどうしたことなのでしょうか???
がんばって欲しいところですね。
車を作るのが得意な国は、
時計では評価されにくいのでしょうか???(笑)。
日本もドイツもがんばれ!!!!!
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